「じゃあまた明日」
昨日の最後に届いた、
タクさんからのその言葉。
たった4文字なのに。
朝起きたときも、
仕事へ向かう途中も、
なんとなく頭の片隅に残っていました。
“また明日”って言ってたし。
今日もきっと、
普通にLINEするんだろうな。
そんなふうに思っていたんです。
でも。
仕事が終わって。
家に帰って。
ご飯を食べて。
お風呂から上がっても。
スマホは静かなまま。
……あれ?
昨日までは、
「返信まだかな」
だったのに。
今日は少し違いました。
「何してるのかな。」
仕事かな。
誰かとご飯行ってるのかな。
疲れて寝てるのかな。
気づけば私は、
“返信が来ないこと”より、
タクさんが今何をしているのかを
考えるようになっていました。
これって。
ただLINEを待ってるだけなのかな。
それとも私、
思ってたよりずっと
タクさんのこと気になってるのかも。
今日はそんな、
返信が少し遅いだけなのに、
相手のことを考える時間が増えてきた夜のお話です🌙

昨日までは「返信まだかな」だったのに、今日は「何してるのかな」って考えてる。ちょっと変わってきてるよね🤭♡
昨日と同じ時間になっても、LINEは来なかった
夜、仕事から帰って。
バッグを床に置いて、
上着を脱ぐ。
冷蔵庫を開けたときの
冷たい空気が腕に当たって、
「今日なに食べよ。」
なんて考えながら、
何気なくスマホを見る。
通知なし。
まあ、まだ早いし。
そう思って、
ご飯を食べました。
そのあとお風呂に入って。
濡れた髪をタオルで挟みながら、
もう一度スマホを見る。
まだ来てない。
「別に毎日LINEするって
決めたわけじゃないし。」
自分にそう言いながら、
ドライヤーのスイッチを入れる。
ブオーッという音で
部屋がいっぱいになる。
でも。
昨日の「また明日」が、
なぜか頭に残っていました。
昨日と同じじゃなくても、
何もおかしくない。
分かってる。
なのに22時を過ぎたころ。
私はまた、
スマホを開いていました。
返信が遅い理由より、「今なにしてるんだろう」が気になった
忙しいのかな。
仕事が長引いてるのかな。
友達とご飯かな。
それとも、
ただスマホを見てないだけかな。
考えようと思えば、
理由なんていくらでもありました。
でも。
不思議だったのは、
「なんで返信こないんだろう」
よりも、
「タクさん今なにしてるんだろう」
って考えていたこと。
返信が欲しいというより。
相手の時間の中に、
少しだけ自分も入りたくなってたのかもしれません。
もちろん、
そんなこと本人には言えないけど。
昨日より少しだけ。
タクさんのことを
知りたいと思ってる自分がいました。

返信を待ってるというより、タクさん自身が気になってきてるのかも🤭♡

心配してる自分に、ちょっとだけ驚いた
返信が遅いだけ。
それだけなのに、
「大丈夫かな。」
って思ってる自分がいました。
今までは、
返信が来ないと
寂しいとか、不安とか。
どちらかというと
自分の気持ちばっかりだったのに。
今日は少し違う。
ちゃんと帰れてるかな。
疲れてないかな。
仕事、大変だったのかな。
そんなことまで
考えるようになっていました。
まだ付き合ってるわけでもない。
毎日連絡する約束もしてない。
なのに。
自分でも気づかないうちに、
タクさんの一日を
気にするようになってたんです。
それに気づいた瞬間、
ちょっとだけ
恥ずかしくなりました。

「返信ほしい」より先に「大丈夫かな」って思ってる。これ、けっこう気になってるよね🤭♡
そんなこと考えてたら、タクさんからLINEが来た
ブブッ。
考えごとしていたタイミングで、
スマホが震えました。
タクさん。
「ごめん、今日ちょっとバタバタしてた。」
その一文を見た瞬間。
さっきまでの心配が、
ふっと軽くなりました。
やっぱり忙しかったんだ。
そう思ったら、
「よかった。」
って、自然に思ったんです。
返信が来たことも嬉しい。
でもそれ以上に、
ちゃんと元気そうだったことに
安心してる自分がいました。
「おつかれさま☺️
大変だった?」
そう送ると、
「ちょっとだけ笑
でももう大丈夫!」
って返ってきました。
その“もう大丈夫”に、
なぜか私までほっとして。
……あ。
私、
本当にタクさんのこと
気にしてるんだなって。
この夜、
やっと少しだけ認めた気がしました。

返信が来て嬉しいより先に「無事でよかった」って思ったの、ちょっと自分でもびっくりした🤭♡
返信を待つ相手から、心配する相手に変わってた
昨日までの私は、
「返信まだかな。」
って、
自分が寂しくならないために
LINEを待っていました。
でも今日は、
「ちゃんと帰れたかな。」
って、
タクさんのことを考えてた。
同じ“待つ”でも、
少し意味が変わってきてたんです。
返信が欲しい。
話したい。
それだけじゃなくて。
元気でいてほしい。
ちゃんと休めてたらいいな。
そんな気持ちまで、
少しずつ増えていました。
好きって言うには、
まだ早いのかもしれない。
でも。
ただ気になるだけでは、
もうなくなってきてたんだと思います。

「好きに近いのかも」って、少しだけ思った夜
LINEが返ってきて。
タクさんが元気そうで。
それだけで、
なんだか気持ちが軽くなっていました。
「よかった。」
そう思ったあとで、
ふと自分に気づいたんです。
私、
なんでこんなに安心してるんだろう。
返信が欲しかっただけなら、
返ってきた時点で
満足してるはずなのに。
今日はそれより、
タクさんが大丈夫だったことの方が
嬉しかった。
それって。
ただ「気になる」だけじゃなくて、
もう少し、
好きに近い感情なのかもしれない。
そんなことを考えたら、
急に恥ずかしくなって。
スマホを伏せました。
でも。
数秒後にはまた開いて、
タクさんとのLINEを
見返してる自分がいました。

認めたくないけど…これ、だいぶ好きに近づいてるよね🤭♡
この頃から、タクさんの一日まで気になるようになった
この夜を境に、
私は少しずつ、
タクさんの返信だけじゃなくて、
タクさん自身を
気にするようになっていました。
今日は忙しいのかな。
ちゃんとご飯食べたかな。
疲れてないかな。
前なら考えなかったことまで、
ふと頭に浮かぶ。
それが恋なのかは、
まだ分からない。
でも。
ただLINEする相手だった人が、
少しずつ、
“特別な人”に
変わり始めていたんだと思います。
そして私はまだ、
その変化に
完全には気づいていませんでした。
最後まで読んでくれて、
ありがとうございました🌙♡
返信が遅いだけで、
こんなに相手のことを考えるなんて。
この頃の私はまだ、
それが“好き”に近づいてる気持ちだって
ちゃんとは分かっていませんでした。
でも。
少しずつ、
タクさんの存在が大きくなっていたのは
確かだったんだと思います。
次回、タクさん編 第4話♡
LINEすることが、
少しずつ当たり前になってきた頃。
今度は私の方から、
「会いたい」
に近い気持ちを
意識するようになっていきます。
でも。
自分から距離を縮めるのって、
やっぱり少し怖い。
次回、
タクさん編 第4話。
“LINEだけじゃ足りない”って、
少しずつ思い始める夜です♡



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