タクさん編 第14話|また会いたいって、待ってしまう。次の約束がない夜の本音

恋愛と本音

スマホを置いたはずなのに、
また手に取ってしまう。

通知なんて来てないのに、
画面をつけて確認してしまう。

タクさんとの初めてのデートが終わってから、
私はそんな夜を過ごしていました。

帰り道に言われた、

「次はもっと、ゆっくりしよう。」

その言葉はうれしかった。

でも。

“次”がいつなのかは、
まだ決まっていませんでした。

また会いたい。

できればタクさんから連絡してほしい。

でも、
待ってるって思われるのもちょっと恥ずかしい。

好きな人からの連絡を待っている時って、
スマホひとつでこんなに気持ちが揺れるんですね。

エリ
エリ

通知が来てないって分かってるのに、またスマホ見ちゃうんですよね…。

次の約束をしてないだけで、急に不安になった

デートの帰り道は、
あんなにうれしかったのに。

家に帰ってひとりになると、
少しずつ違うことも考え始めました。

そういえば、
次に会う日って決めてない。

「次はもっと、ゆっくりしよう。」

そう言ってくれたけど、
具体的な予定があるわけじゃない。

そのことに気づいた瞬間、

「本当にまた会えるのかな」

って少しだけ不安になりました。

冷静に考えれば、
その日に次の予定を決めなかったからって
何か悪い意味があるわけじゃないですよね。

仕事の予定だってあるし、
あとから連絡して決める人もいる。

頭では分かってるんです。

でも、
好きになり始めている時って、
頭で分かってることと心が感じることが
全然同じじゃなかったりします。

エリ
エリ

「次が決まってない」だけなのに、不安になる自分がちょっと嫌でした。

帰り道に言われた「次はもっと、ゆっくりしよう。」のことは、前のお話に書いています♡

連絡を待っている時ほど、スマホが気になる

その日の夜。

お風呂に入って、
ベッドに入って。

いつもなら適当に動画を見たり、
SNSを眺めたりしている時間なのに。

この日は、
スマホの通知が鳴るたびに少し反応していました。

でも、
タクさんじゃない。

またスマホを伏せて。

少し経つと、
結局また見てしまう。

我ながら分かりやすいなって思いました。笑

別に連絡するって約束をしたわけでもないし、
返信を待っているメッセージがあるわけでもない。

なのに、

「今日楽しかったって来ないかな」

とか、

「次いつ空いてる?って言われないかな」

とか。

勝手に期待していました。

好きな人からの連絡を待つ時間って、
何も起きてないのに、
頭の中だけすごく忙しくなるんですね。

エリ
エリ

スマホが光るたびに「もしかして」って思ってました。完全に気にしてる。笑

「連絡がない=脈なし」と決めつけなくていい

こういう時って、
少し時間が空くだけで悪い方に考えがちです。

楽しくなかったのかな。

あの言葉も社交辞令だったのかな。

私だけが浮かれてたのかな。

でも、
相手の返信の早さだけで
気持ちを全部判断するのは難しいと思います。

仕事が忙しい日もあるし、
もともと連絡がマメじゃない人もいる。

もちろん、
ずっと自分からしか連絡していないとか、
約束を何度も曖昧にされるなら、
行動を見る必要はあると思います。

でも、
数時間や一晩連絡がないだけで、

「もう脈なしだ」

って結論を出してしまうと、
自分が一番疲れてしまいます。

だからこの頃から私は、

“連絡がない時間に答えを作らない”

ということを、
少しずつ意識するようになりました。

エリ
エリ

返事がない時間に、勝手に悪いストーリーを作らない。それだけでもちょっと楽になります。

ひとりになると考えすぎてしまう気持ちは、前にも何度かありました。

待つだけで苦しくなるなら、自分の時間に戻っていい

連絡を待っていると、
気づけば一日の中心がスマホになってしまうことがあります。

通知が来たらうれしい。

来なかったら落ち込む。

それを繰り返していると、
相手は何もしていないのに
自分だけがどんどん疲れていくんですよね。

だから私は、
スマホを置いて好きなことをする時間も
ちゃんと作ろうと思いました。

お風呂にゆっくり入る。

好きな飲み物を飲む。

動画を見る。

次の日の準備をする。

すごく普通のことだけど、
自分の生活に意識を戻すだけで、
少し気持ちが落ち着きます。

恋愛している時間も好きだけど、
恋愛していない時間の自分まで
なくしたくはない。

今はそう思っています。

エリ
エリ

誰かを待つ時間も、自分の時間の一部なんですよね。

自分から連絡したら、追いかけてるって思われる?

連絡を待ちながら、
もうひとつ考えていたことがありました。

「私から送っちゃダメなのかな」

って。

会いたいなら、
自分から連絡すればいい。

今ならそう思えるんですけど、
この頃の私は妙に気にしていました。

私から送ったら、
すごく待ってたみたいに思われないかな。

追いかけてるって思われたら嫌だな。

重いって思われたらどうしよう。

たった一通のLINEなのに、
送る前からいろんなことを考えてしまうんですよね。

でも、
よく考えたら恋愛って
片方だけがずっと動くものでもないはず。

「今日は楽しかった」

「また行きたい」

それくらいなら、
素直に伝えてもいいんじゃないかなって思いました。

駆け引きばかり考えて、
本当は送りたいのに我慢する方が
私はしんどかったです。

エリ
エリ

送りたいLINEほど、送信ボタン押すまでが長いんですよね。笑

好きな人への連絡は、“正解”より自分らしさでいい

返信は何分空けた方がいい。

自分から連絡しすぎない方がいい。

すぐ返すと好意がバレる。

恋愛のことを調べると、
いろんな“正解”が出てきます。

でも、
全部を気にしていたら疲れてしまいます。

もちろん、
相手の反応を無視して何度も送るのは違うと思う。

でも、

楽しかったから「楽しかった」と伝える。

また会いたいから「また行きたい」と言う。

それくらいの素直さまで
隠さなくていいんじゃないかなって思うようになりました。

結局、
長く一緒にいることになったら
ずっと駆け引きだけしているわけにもいかないですからね。

この時の私はまだ、
そんなことを考えながら
スマホを持ったり置いたりしていました。

エリ
エリ

恋愛テクより、普通に話せる相手の方が私はいいなって思います。

恋愛になると考えすぎる私ですが、普段の私はこんな感じです。

スマホが光った瞬間、名前を見てしまった

結局その夜、
私はまだ自分から送れずにいました。

スマホを伏せて、
もう今日は寝ようかな。

そう思った時でした。

テーブルの上が、
一瞬だけ明るくなったんです。

通知。

反射的にスマホを見ました。

画面に出ていた名前は、

タクさん。

その瞬間、
さっきまで考えていたことが
全部どこかに飛んでいきました。笑

まだメッセージを開いてもいないのに、
もうちょっとうれしい。

たった一件の通知で
こんなに気持ちが変わるんだから、
ほんと単純ですよね。

でも。

画面に表示されていた最初の一文を見て、
私はさらにドキッとしました。

エリ
エリ

名前を見ただけでうれしくなる時点で、もう答え出てる気がする…。笑

待ってしまう自分を、責めなくてもいい

好きな人から連絡が来ないと、
気になってしまう。

何度もスマホを見てしまう。

そんな自分を
「重いのかな」と思ってしまうこともあります。

でも、
誰かを好きになり始めた時に
相手のことが気になるのは自然なことだと思います。

大事なのは、

待つ時間だけで一日をいっぱいにしないこと。

連絡の早さだけで
自分の価値や相手の気持ちを決めないこと。

そして、
自分が送りたい時には
無理に駆け引きをしすぎないこと。

今回の私は、
まだそこまで上手にできていませんでした。

それでも、
少しずつ自分の気持ちと付き合う方法を
覚えていった気がします。

そしてこの夜。

ずっと待っていたタクさんからのメッセージが、
次の出来事につながっていきました。

エリ
エリ

連絡を待つことより、待ってる間に自分まで見失わないことの方が大事なのかも。

好きな人からの連絡を待ってしまう夜。

次の約束がないと、
「また会えるのかな」って不安になることもあります。

でも、連絡が少し遅いだけで
相手の気持ちを決めつけなくてもいい。

待っている間は自分の時間も大切にして、
送りたい時には変に駆け引きしすぎず、
素直な気持ちも大事にする。

この頃の私はまだ、
そんなバランスを探している途中でした。

そして最後に届いた、
タクさんからのメッセージ。

そこには、
私が待っていた“次”につながる言葉が書かれていました。

エリ
エリ

この通知だけで、その日の夜ちょっと眠れなくなりました。笑

次回、タクさん編 第15話。

待っていたタクさんからのメッセージ。

そこに書かれていたのは、
ちゃんと“次”につながる言葉でした。

次の約束が決まるだけで、
こんなにうれしいんだって思った夜。

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