スマホに表示された名前は、
タクさんでした。
ずっと待っていたはずなのに、
いざ通知が来ると、
すぐには開けなくて。
少しだけ画面を見つめてしまいました。笑
「何て書いてあるんだろう」
期待してるのが自分でも分かるから、
余計にドキドキする。
そしてメッセージを開いた瞬間。
そこに書かれていたのは、
私がずっと待っていた“次”につながる言葉でした。
また会える。
それが分かっただけなのに、
その日の夜は少しだけ特別になりました。

待ってたくせに、通知が来たらすぐ開けないの何なんでしょうね。笑
届いたのは、「次いつ空いてる?」の一言だった
少し迷ってから、
私はタクさんのメッセージを開きました。
そこに書いてあったのは、
「今日はありがとう。次いつ空いてる?」
という短い文章。
それだけでした。
でも、
私にはその一言がものすごくうれしかったんです。
「また会おうね」じゃなくて、
ちゃんと
“いつ空いてる?”
って聞いてくれた。
帰り道の
「次はもっと、ゆっくりしよう。」
が、
ただのその場の言葉じゃなかったんだと思えました。
さっきまで
本当にまた会えるのかな。
私だけが期待してたのかな。
なんて考えていたのに。
たった一通で、
気持ちってこんなに変わるんですね。

「またね」より「いつ空いてる?」の方が、やっぱりうれしかったです。
この連絡が来るまで、スマホを何度も気にしていた夜のことは前のお話に書いています♡
「会いたい」が言葉じゃなく、予定になった
“また会いたい”
って言葉は、
もちろんうれしいです。
でも、
それが実際の予定になると
安心感が全然違いました。
私は自分のスケジュールを確認して、
「この日なら空いてるよ」
と返信しました。
送ったあとも、
また少しだけソワソワ。
でも今回は、
前みたいな不安とは違いました。
いつ会えるんだろう、じゃなくて。
次はどこに行くんだろう。
何着ていこう。
今度はもっと話せるかな。
そんな、
少し前向きなことばかり考えていました。
“次”が決まっただけで、
不安だった時間が楽しみに変わっていく。
恋愛って、
こういう小さな変化がすごく大きく感じるんですよね。

予定が決まった瞬間から、もう服まで考え始めてました。早い。笑

ちゃんと予定が決まるだけで、気持ちはこんなに軽くなる
少しして、
タクさんからまた返信が来ました。
「じゃあその日、ごはん行こっか」
たったそれだけの文章なのに、
私は思っていた以上にほっとしていました。
次の約束が決まった。
しかも、
“また今度”みたいな曖昧な言い方じゃなくて、
ちゃんと日にちがあって、
ちゃんと会う予定になった。
それだけで、
昨日までの不安が少し遠くなった気がしました。
恋愛って、
何か特別な言葉をもらうより先に、
“ちゃんと会う気があること”
が見えるだけで安心するんですね。
私はスマホを見ながら、
やっと自然に笑えた気がしました。
待っていた時間は長く感じたのに、
約束が決まったあとの気持ちは
びっくりするくらい軽かったです。

予定が決まるだけでこんなに安心するんだって、自分でもびっくりしました。
やりとりが少し増えるだけで、距離が縮まった気がした
日程が決まったあとも、
そのまま少しやりとりが続きました。
「この前よりゆっくりできそうだね」
そんな一言を見て、
また少しだけうれしくなる。
前は、
会っている時間そのものに緊張していたのに。
こうしてメッセージをしていると、
会っていない時間まで
少しずつ距離が近づいている気がしました。
大げさなことは何もないんです。
でも、
短いやりとりの中に
前より自然な空気があると、
それだけで
“次はもっと仲良くなれるかも”
って思ってしまう。
第14話では、
返事が来るかどうかだけで頭がいっぱいだったのに。
今は、
返信の内容を読み返しては
少し照れてしまう自分がいました。
同じスマホなのに、
見ている時の気持ちが全然違う。
昨日まで不安の原因だったものが、
今日はうれしさの原因になっていました。

やりとりが少し続くだけで、急に次のデートが楽しみになっちゃうんですよね。笑

次はどこに行くんだろう、って考える時間まで楽しかった
やりとりが落ち着いて、
スマホを置いたあとも、
私の気持ちはまだ少しふわふわしていました。
次はごはん。
それだけ決まっただけなのに、
どこに行くんだろう。
何を食べるんだろう。
今度は映画みたいに
“隣に座るだけ”じゃなくて、
もっと話せるかな。
そんなことばかり考えていました。
好きな人との予定って、
当日だけじゃなくて、
そこまでの時間まで楽しくなるんですよね。
服どうしようかな、とか。
髪どうしようかな、とか。
考え始めると止まらない。笑
もちろん、
まだ何かが決まったわけじゃない。
でも、
ちゃんと“次”がある。
それだけで、
恋愛ってこんなに前向きになれるんだなって思いました。

会う前からちょっと楽しいのって、恋してる時の特権かもしれません。

うれしい時こそ、期待しすぎないようにしたかった
ただ、
うれしい気持ちが大きい時ほど、
私は少しだけ自分に言い聞かせることもあります。
期待しすぎない。
先のことを決めつけない。
まだ次のごはんが決まっただけ。
それはちゃんと分かっていました。
でも、
期待しないようにしすぎるのも
少し違う気がしたんです。
うれしい時に、
ちゃんとうれしいって思うこと。
楽しみな時に、
楽しみって感じること。
それまで我慢してしまうと、
恋愛そのものが苦しくなってしまう気がして。
だからこの日の私は、
“期待しすぎない”
でも
“うれしい気持ちはちゃんと受け取る”
そのくらいでいようと思いました。
恋愛って、
白黒はっきりできないことが多いけど。
その曖昧さの中で
少しずつ近づいていく時間も、
きっと大事なんですよね。

期待しすぎないようにしながら、ちゃんとうれしいって思うのが今の私にはちょうどいいです。
私は昔から、うれしい時ほど少し冷静になろうとしてしまうところがあります。
“次がある”って分かっただけで、その夜は少し特別だった
結局その夜は、
スマホを何度も見返してしまいました。
やりとりの内容自体は、
本当に普通なんです。
でも、
「次いつ空いてる?」
「じゃあその日、ごはん行こっか」
その流れが、
私にはすごくうれしかった。
また会える。
今度は前より、
もう少しゆっくり話せるかもしれない。
そう思っただけで、
ベッドに入ってからも
少し眠るのがもったいない気がしました。
たった一通の連絡で、
昨日までの不安が
ここまで変わるなんて。
恋愛している時の自分って、
ほんとうに分かりやすいなと思います。笑
でもその分、
気持ちが動く時間はちゃんと楽しい。
この日の私は、
やっと届いた連絡の余韻を抱えたまま、
少しだけ幸せな気持ちで眠りにつきました。
そして次に会う約束の日、
私はまた、
前より少しだけ違うドキドキを感じることになります。

次があるって分かった夜って、なんかそれだけで特別でした。
待っていた連絡が来て、
次の約束が決まる。
それだけのことなのに、
恋愛の中ではすごく大きな出来事に感じることがあります。
第14話では、
次の約束がない不安や、
連絡を待ってしまう気持ちを書きました。
でも今回は、
実際に届いた一通のメッセージで、
不安が楽しみに変わっていく夜でした。
好きな人とのやりとりって、
何かをはっきり言われなくても、
ちゃんと会う予定があるだけで安心できる。
そんなことを改めて感じた気がします。
この時の私はまだ、
次のごはんがどんな時間になるのか知りませんでした。
でも、
“また会える”と分かっただけで、
その夜は少しだけ特別だったんです。

恋愛って、約束ひとつで世界がちょっと明るく見える時がありますよね。
次回、タクさん編 第16話。
次の約束は、映画のあととは少し違う時間でした。
向かい合って話す時間が増えるだけで、
前より少し近くなれた気がして。
“また会いたい”が、
少しずつ本当の気持ちになっていった夜の話です。



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